ペットの胃や腸の運動を調整する薬

胃や腸の運動を調整する薬

鎮痙薬

 

腸の活動が活発になりすぎると下痢になりやすい!
消化管の働きは自律神経の1つである副交感神経によって調節されています。
副交感神経が興奮するとアセチルコリンと呼ばれる物質が放出されて、消化管運動が活発になります。
逆にアセチルコリンの量が少なくなると、消化管運動が鈍くなります。
このアセチルコリンの放出量の調節にはドパミンとセ口卜二ンという物質が関与しています。

 

消化管の働きはアセチルコリンという物質の放出によって決められます。
アセチルコリンは副交感神経が興奮すると放出されていてますが、放出量は、ドーパミンとセロトニンの受容体との結合によって変わってきます。

 

セロトニンはリラックスして幸福感を感じた時に放出される物質です。
セロトニンにも5-HT4受容体という受容体があって結合するとアセチルコリンの放出が促進されて、ドーパミンが受容体と結合するとアセチルコリンの放出が抑制されます。

 

腸の活動が活発になって下痢をしている時には、アセチルコリンの放出を止めるために、鎮痙薬(ちんけいやく)を使います。

 

鎮痙薬を使うと副交感神経の興奮をしずめて腸の働きがゆるやかになります。
また、胃液の分泌を抑えル働きと胃炎を起こしにくくもします。

 

 

成分:プロパンテリン
プロ・バンサイン錠15mg(ファイザー)

 

副作用
眼の調節障害、口渇、便秘、排尿障害、発疹が起こることがあります。

 

使用上の注意
猫では、洞性徐脈や完全房室ブロックには効果が無い場合がある
緑内障、前立腺肥大による排尿障害、重篤な心疾患、麻痺性イレウスがある時は使用禁止

 

 

抗ドパミン薬(吐き気止め)

嘔吐中枢というものが脳幹の延髄というところにあります。
上部消化管(食道・胃・腸)が炎症をおこすと交感神経を通して嘔吐中枢というところに情報が伝えられて刺激をします。
刺激を受けるとドーパミンという神経伝達物質が放出され、ドーパミンはD2受容体と結びつき活性化することで吐き気を感じるようになります。

 

消化器官に炎症が起きていても吐き気を感じないようにするには、D2受容体に蓋をして結合できないようにすればいいので、その蓋をする役目が抗ドーパミン薬です。

 

 

成分:ドンペリドン
ドンペリドンドライシロップ1%「タイヨー」(デバ製薬)
ナウゼリンドライシロップ1%(協和発酵キリン)
ハドドリンドライシロップ1%(辰巳化学)
ペリゼリンドライシロップ1%(日医工)
ハドドリン錠「5」/「10」(辰巳化学)
フォリメジン錠5/10(鶴原製薬)
ペリゼリン錠5mg/10mg(日医工)
ジャックマール錠10(陽進堂・日本ジェネリック)
ノーゼア錠5mg/10mg(共和薬品)
ナウゼン細粒1%(協和発酵キリン)
ナウゼン5/10(協和発酵キリン)
ドンペリドン錠10mg「EMEC」(サンノーバ・エルメッドエーザイ)
ドンペリドン錠5mg/10mg「TYK」(大正製薬・デバ製薬)
ドンペリドン錠5mg/10mg「タナベ」(長生堂・田辺三菱・田辺販売)
ドンペリンDS1%(メディサ・沢井製薬)
ドンペリドン5/10(メディサ・沢井製薬)
ミオナゼリン錠5/10
モンロビア錠5/10(日新製薬)
ドンペリドン錠10mg「タイヨー」
ナシロビン錠5/10(三和化学)
ペロリック錠5mg(東和薬品)
アースレナン座剤10/30(ローマン工業・高田製薬)
ミオナゼリン坐剤10/30(長生堂・田辺販売)
モンロビア座剤10/30(日新製薬)
ナウゼン座剤10/30/60(協和発酵キリン)

 

副作用
ショック、アナフィラキシー様症状、錐体外路症状、意識障害、けいれん、肝機能障害、黄疸があらわれることが有る

売れ筋ランキング