ペットの胃酸分泌抑制薬の作用

ペットの胃酸分泌抑制薬の作用

ペット胃酸分泌抑制薬

 

胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの治療に使われるのが胃酸分泌抑制薬です。
この薬は、胃酸の分泌を抑えます。

 

 

消化性潰瘍治療剤

胃酸は胃壁にある細胞から出ています。
その細胞には化学物質のヒスタミンを受け入れる鍵穴のようなH2受容体があり、その鍵穴に
ヒスタミンが入ることで刺激を受けて胃酸の分泌を促します。

 

H2ブロッカーという成分はヒスタミンが受容体つまり鍵穴に先回りして入り込みヒスタミンの刺激を受けないようにするものです。

 

H2ブロッカーにはシメチジン、ファモチジン、ラニチジンの3種類の成分があります。

 

H2ブロッカー(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)

成分:シメチジン
アルキオーネ錠200mg/400mg(株式会社イセイ)
イクロール錠200mg/400mg(日医工)
エスメラルダ錠200mg/400mg(株式会社陽進堂)
カイロック錠剤200mg(藤本薬品)販売停止
カイロック細粒40%(藤本薬品)
クリエイト内服液200mg(日医工株式会社)
シメチジン錠200mg(タナベ)
シメチパール錠200mg/400mg(沢井製薬)
シメチラン錠200mg/400mg(ニプロファーマ)
シメチラン細粒200mg/(ニプロファーマ)
ストマチジン錠200mg/400mg(大正製薬・デバ製薬)
ストマチジン細粒200mg/(大正製薬・デバ製薬)
タカミジン錠200mg/400mg(高田製薬)
タカミジン細粒200mg/(高田製薬)
タガメット錠200mg/400mg(大日本住友)
タガメット細粒200mg/(大日本住友)
ダンスール錠200mg/400mg(三和化学)
チーカプト錠200mg/400mg(東和薬品)
チーカプト細粒200mg/400mg(東和薬品)
チスタメット錠200mg/400mg(鶴原製薬)
チスタメット細粒200mg(鶴原製薬)
ファルジン錠剤200mg/400mg(キョーリンリメディオ・杏林)

 

副作用
ショック、アナフィラキシー様症状、再生不良性貧血、汎血球減少症
無顆粒球症、血小板減少、間質性腎炎、急性腎不全、皮膚粘膜眼症候群
中毒性表皮壊死症、肝機能障害、心ブロック、意識障害、けいれんが
起こることがある

 

使用上の注意
1.腎障害のある患者では、血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること。
2.シメチジンは血液透析により除去されるため、血液透析を受けている患者に投与する場合は、透析後に投与すること。
なお、腹膜透析においては、シメチジンの除去率はわずか(投与量の約5%以下)である。

 

併用に注意すること
クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)
ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、トリアゾラム、ミダゾラム 等)
抗てんかん剤(フェニトイン、カルバマゼピン 等)
抗うつ剤(三環系抗うつ剤、イミプラミン 等パロキセチン)
β‐遮断剤(プロプラノロール、メトプロロール、ラベタロール 等)
カルシウム拮抗剤(ニフェジピン 等)
抗不整脈剤(リドカイン 等)
キサンチン系薬剤(テオフィリン、アミノフィリン 等)
プロカインアミド

 

これらの医薬品は併用すると血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること。
シメチジンが肝臓の薬物代謝酵素P‐450を阻害して、これらの医薬品の代謝、排泄を遅延させる。
シメチジンが近位尿細管におけるプロカインアミドの輸送を阻害し、腎クリアランスを減少させる。

 

成分:ファモチジン
ガスイサン錠10/20(ニプロジェネファ・ニプロファーマ)
ガスセプト錠10/20(メディサ・沢井製薬)
ガスセプト散2%/10%(メディサ・沢井製薬)
ガスターD錠10mg/20mg(アステラス製薬)
ガスター錠10mg/20mg(アステラス製薬)
ガスター散2%(アステラス製薬)
ガスドック錠10mg/20mg(キョーリンリメディオ・杏林)
ガスドック散2%/10%(キョーリンリメディオ・杏林)
ガスペラジン錠10mg/20mg(長生堂製薬・田辺製薬販売)
ガスポートD錠10mg/20mg(デバ製薬)
ガスポート錠10mg/20mg(デバ製薬・カイゲンファーマ株式会社)
ガスメットD錠10mg/20mg(東菱薬品工業株式会社・扶桑薬品工業株式会社)
ガスメット錠10mg/20mg(東菱薬品工業株式会社・扶桑薬品工業株式会社)
ガスリックD錠10mg/20mg(日新製薬・沢井製薬・富士フイルムファーマ)
ガスリック錠10mg/20mg(日新製薬・沢井製薬・富士フイルムファーマ)
ガモファーD錠10mg/20mg(大原薬品工業・サンド株式会社)
ガモファー散2%/10%(大原薬品工業・サンド株式会社)
ガモファー錠10mg/20mg(大原薬品工業・日医工・サンド株式会社)
クリマーゲンOD錠10mg/20mg(マイライン製薬)
ストマルコンD錠10mg/20mg(大正薬品・デバ製薬・アルフレッサファーマ)
ストマルコン散2%/10%(大正製薬・デバ製薬)
チオスター錠10/20(全星薬品工業株式会社・マイライン製薬)
ファモガストD錠10/20⇒ファモチジンOD錠10mg/20mg(日本ケミファ株式会社)
ファモガスト錠10/20⇒ファモチジン錠10mg/20mg(日本ケミファ株式会社)
ファモガストD錠10mg/20mg(シオノケミカル株式会)
ファモガスト錠10mg/20mg(シオノケミカル株式会)
ファモスタジンD錠10mg/20mg(東和薬品)
ファモスタジン散2%/10%(東和薬品)
ファモスタジン錠10mg/20mg(東和薬品)
ファモチジンD錠10mg/20mg「EMEC」(サンノーバ・エルメッドエーザイ)
ファモチジンD錠10mg/20mg「KOBA」(日医工)
ファモチジンD錠10mg/20mg「MED」(メディサ・化研生薬)
ファモチジンD錠10mg/20mg「サワイ」(沢井薬品)
ファモチジンOD錠10mg/20mg「JG」(日本ジェネリック)
ファモチジンOD錠10mg/20mg「YD」(株式会社陽進堂)
ファモチジン細粒2%/10%「サワイ」(沢井薬品)
ファモチジン散粒10%「日医工」(日医工)
ファモチジン散粒2%「KOBA」(日医工)
ファモチジン散粒2%「アメル」(共和薬品)
ファモチジン錠10/20「サワイ」(沢井薬品)
ファモチジン錠10mg/20mg「KOBA」(日医工)
ファモチジン錠10mg/20mg「TCK」(辰巳化学)
ファモチジン錠10mg/20mg「YD」(株式会社陽進堂・日本ジェネリック・第一三共エスファ)
ファモチジン錠10mg/20mg「アメル」(共和薬品)
ファモチジン錠10mg/20mg「イセイ」(株式会社イセイ)
プロスターM錠10/20(サンノーバ・エルメッドエーザイ)
モミアロン錠10mg/20mg(鶴原製薬)

 

副作用
ショック、アナフィラキシー様症状、再生不良性貧血、溶血性貧血
皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、肝機能障害、黄疸、横紋筋融解症、
心室頻脈、心室細動、意識障害、けいれん、間質性腎炎、急性腎不全
間質性肺炎が起こることがある

 

使用上の注意
腎機能低下患者への投与法
ファモチジンは主として腎臓から未変化体で排泄される。
腎機能低下患者にファモチジンを投与すると、腎機能の低下とともに血中未変化体濃度が上昇し、尿中排泄が減少する

 

併用に注意すること
アゾール系抗真菌薬イトラコナゾールの血中濃度が低下する。
ファモチジンの胃酸分泌抑制作用がイトラコナゾールの経口吸収を低下させる。

 

成分:ラニチジン塩酸塩
ザンタック錠75/150(グラクソ・スミスクライン株式会社)
ツルデック錠75mg/150mg(鶴原製薬・ニプロファーマ)
ブラウリベラ錠75(陽進堂・日本ジェネリック・第一三共エスファ)
ブラウリベラ錠150(陽進堂・日本ジェネリック・摩耶堂製薬・本草製薬)
ラデン錠75/150(沢井製薬)
ラニザック錠75/150(東和薬品)
ラニチジン錠75mg「KN」(小林化工・全星薬品)
ラニチジン錠75mg「タイヨー」(デバ製薬)
ラニチジン錠75mg「マイラン」(マイラン製薬)
ラニチジン錠150mg「KN」(小林化工)
ラニチジン錠150mg(日医工)

 

副作用
ショック、アナフィラキシー様症状、再生不良性貧血、汎血球減少症
無顆粒球症、血小板減少、肝機能障害、黄疸、横紋筋融解症、意識障害
けいれん、ミオクローヌス、間質性腎炎、急性腎不全、皮膚粘膜眼症候群
中毒性表皮壊死症が現れることがある

 

使用上の注意
腎障害のある患者は、血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること。肝障害のある患者に使用する場合ラニチジン塩酸塩は主として肝臓で代謝されるので、血中濃度が上昇するおそれがある。]

 

併用に注意すること
クマリン系抗凝血剤をラニチジン塩酸塩と併用する場合は、プロトロンビン時間の変動に注意し、異常が認められた場合には投与量の調節や投与中止などの適切な処置を行うこと。
ラニチジンのCYP450に対する阻害作用により、クマリン系抗凝血剤の代謝を阻害する。

 

 

プロトンプ阻害薬

胃酸の分泌を強力に抑制する薬で、H2ブロッカーよりも短期間に潰瘍の治療効果が現れる

 

成分:オメプラゾール
オプランゼ錠10/20(デバ製薬・ゼリア製薬)
オメプトロール錠1-mg/20mg(大正製薬・デバ製薬)
オメプラール錠10/20(アストラゼネカ株式会社)
オメプラゾール錠10mg「トーワ」(東和薬品)
オメプラゾール錠10mg「アメル」(共和薬品)
オメプラゾール錠10mg「マイラン」(マイラン製薬)
オメプラゾール錠10/20「SW」(メディサ・沢井製薬・旭化成ファーマ)
オメプラゾール錠20mg「TSU」(鶴原製薬)
オメプラゾン錠10mg/20mg(田辺三菱製薬)
オメプロトン錠10mg/20mg(沢井製薬・日本ジェネリック)
オメラップ錠10/20(日医工)
エンプラール錠10/20(シオノ・日本ケミファ)

 

副作用
ショック、アナフィラキシー様症状、血管浮腫、気管支けいれん、無顆粒球症
汎血球減少症、溶血性貧血、急性肝不全、黄疸、中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群
視力障害、間質性腎炎、低ナトリウム血症、間質性肺炎、横紋筋融解症が起こることがある

 

併用に注意すること
ジアゼパム(催眠鎮静剤,抗不安剤)
フェニトイン(抗てんかん剤)
ワルファリン( 血液凝固阻止剤) 
オメプラゾールは主に肝臓のチトクローム P450 系薬物代謝酵素 CYP2C19 で代謝されるためオメプラゾールと同じ代謝酵素で代謝される薬物(ジアゼパム、フェニトイン、ワルファリン)の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。

 

タクロリムス(免疫抑制剤)
タクロリムスの血中濃度が上昇することがある。

 

ジゴキシン(ジギタリス強心配糖体製剤)
オメプラゾールの胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある。

 

イトラコナゾール(経口抗真菌剤)、ゲフィチニブ(抗悪性腫瘍剤)
オメプラゾールとイトラコナゾール,ゲフィチニブを併用した場合,オメプラゾールの胃酸分泌抑制作用により,これらの薬剤の吸収が抑制され,血中濃度が低下するおそれがある。

 

ボリコナゾール(アゾール系抗真菌薬)
ボリコナゾールはオメプラゾールの代謝酵素(CYP2C19 及び CYP3A4)を阻害し、オメプラゾールの Cmax 及び AUC が増加することが考えられる。

 

ネルフィナビル(抗ウイルス剤、プロテアーゼ阻害剤)
ネルフィナビルの血中濃度が低下するおそれがある

 

成分:ランソプラゾール
スタンゾームOD錠15/30(シオノ・日本ケミファ・日本薬工)
スタンゾームカプセル15/30(シオノ・日本ケミファ)
タイプロトンカプセル15mg/30mg(大正薬品・デバ製薬・アルフレッサファーマ)
タケプロンOD錠15/30(武田薬品)
タケプロンカプセル15/30(武田薬品)
タピゾールカプセル15/30(デバ製薬・カイゲン・科研製薬)
ラソプランOD錠15mg/30mg(沢井製薬)
ラソプランカプセル15mg/30mg(沢井製薬)
ランソプラゾールOD錠15mg/30mg「DK」(大興製薬・三和化学・アイロム)
ランソプラゾールOD錠15mg/30mg「JG」(日本ジェネリック)
ランソプラゾールOD錠15mg/30mg「タイヨー」(デバ製薬・カイゲン)
ランソプラゾールOD錠15mg/30mg「トーワ」(東和薬品)
ランソプラゾールOD錠15mg/30mg「日医工」(日医工)
ランソプラゾールカプセル15mg/30mg「JG」(大興製薬・日本ジェネリック)
ランソプラゾールカプセル15mg/30mg「MED」(メディサ・沢井製薬)
ランソプラゾールカプセル15mg/30mg「アメル」(共和薬品)
ランソプラゾールカプセル15mg/30mg「タカタ」(高田製薬)
ランソプラゾールカプセル15mg/30mg「トーワ」(東和薬品)
ランソラールカプセル15/30(日医工)

 

副作用
アナフィラキシー様症状、汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少
貧血、重篤な肝機能障害、中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群
血便をともなう大腸炎、間質性肺炎が起こることがある

 

使用上の注意
1.薬物過敏症の既往歴のある患者
2.肝障害のある患者はランソプラゾールの代謝、排泄が遅延することがある。
3.高齢者

 

併用に注意すること
テオフィリン(気管支拡張剤)
ランソプラゾールが肝薬物代謝酵素を誘導し、テオフィリンの代謝を促進することが考えられている。
タクロリムス水和物(免疫抑制剤・アトピー性皮膚炎治療剤)
ランソプラゾールが肝薬物代謝酵素におけるタクロリムスの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。

 

ジゴキシン、メチルジゴキシン(ジギタリス強心配糖体製剤)
ランソプラゾールの胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある。

 

 

制酸薬(胃酸中和薬)緩下剤

アルカリ性の化学物質は胃酸を中和する働きがあるので、さんによる炎症や潰瘍への影響を和らげる事ができます。

 

成分:水酸化マグネシウム
ミルマグ錠350mg(エムジー・共和薬品・高田製薬)
ミルマグ内容懸濁液7.2%(エムジー・共和薬品)

 

使用注意
心臓病や腎臓病のある人は、用量に注意するなど慎重に用いる必要があります。
牛乳の成分が含まれますので、牛乳アレルギーのある人は飲めません。

 

 

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