クサガメという名前は、クサイ臭いを放つからクサガメと名付けられたと言われていますが、私は30年以上飼育していてカメ本体をクサイと思ったことがありません。
最近、話題の「池の水ぜんぶ抜く」でクサガメを手にした人がすぐに臭いというのが不思議だったんです。
そこで、何人かのクサガメ飼育をしている人たちに臭いニオイを嗅いだことがあるかなどを聞いていました。
クサガメを飼育していて臭いと思ったことがない
我が家のカメ吉は家に来た時から臭いニオイを放ったことがありません。
子亀の時は本当にい小さくて可愛いから、子供たちも頻繁に触っていましたしプラスチックの小さなかごを引っ張らせてどのくらいの重さを運べるか?
など、かなり無茶なこともやっていましたが、臭いと思ったことはありません。
クサガメだから常にクサイと思われるのか、たまに知り合いからクサガメ飼育していると言うと「臭いんじゃないの」と言われます。
知らない人にはそういった認識なんだなと・・・
そう思われても仕方がないのが、最近のテレビですよね。
「池の水ぜんぶ抜く」で、加藤先生がクサガメをゲストに持たせてお尻のニオイを嗅いでご覧と言い、カメを顔に近づけただけで「臭い!」って言う。
加藤先生は「クサイからクサガメですね」と言います。
これでは、クサガメは常にクサイと思われてもしかたがない!
爬虫類の研究者なら、キチンと最後まで説明して欲しいなと思いました。
勘違いしないでね。私は加藤先生のことは大好きです♪
でも・・・千石先生のほうがもっと好き♪ちなみに蛇は怖い
クサガメは威嚇で臭いを放つ
私は、先にカメ飼育の先輩に話を聞いていなかったら、加藤先生の話を鵜呑みにして「カメ吉はクサガメじゃないのか?」と疑っていたでしょう。
カメ飼育の先輩→カメ先輩と今後は記述します。
カメ先輩は、自然で暮らしていて怪我をしたりしているカメを保護しているうちにたくさんの水棲カメを飼育するようになった方です。
捕獲するときにカメは危険を察知して威嚇のために臭いニオイを出すのだそうです。
身を守るための手段だったんです。人間に慣れて、この人は危険じゃないと認識してもらったから臭いを嗅いだことがなかったのね。
飼育されているうちに臭いを出さなくなるようだよ
クサガメの臭いニオイってどんな感じ?
怖いもの見たさ、嗅ぎたさでクサガメの危険を察知した威嚇のニオイってどんなニオイなんだろうって思いますよね。
カメ先輩は青臭い独特の臭いがする。これまで多分嗅いだことがないような臭いだから出されたらすぐわかるよ!とのこと
他にも沼や川などで捕獲してきて飼育している人、数人に聞いたら
・カメムシの臭いをもっと濃くしたような表現しずらい臭い
・苔のような青臭い臭い
・ヘドロのような臭い
・生ごみとは違うけどそんな臭い
というようなことを言っていました。
話しを聞いた人の中に、10年ほど飼育していて捕獲した時以外に、「あの独特の臭いを嗅いだことがなかったのに最近するんだよね」
と、こまっていました。
クサガメが臭くなったときの対策って?
飼育されているうちに臭いを出さなくなると思ったら、何かしらのきっかけで臭いニオイをだすようです。
お話を聞かせてもらったお礼に、カメ先輩に聞いてみたところ、
大きく環境を変えてしまったのではないか?それがとてもカメにとって嫌なんじゃないか
と、言っていました。
危険を察知してだす威嚇なら、何らかの危険を感じているってことですよね。
我が家でも水槽のサイズを変えたりしていますが、ベランダの中で水槽を置いている場所だけは変えたことがありません。
先日カメを研究されている方のブログに書かれていた文章に
とありました。カメは道や環境を記憶しているようですね
10年も同じ飼育環境であったのに、大きく環境を変えてしまうということは、ストレスを感じて威嚇していたのかもしれませんね。
せっかく変えた環境を戻すのも大変なので、カメが何にストレスを感じているのか観察してみると解決策が見つかるかもしれません。
水槽に1日中、日が当たるとか、どこにも日陰が無いなど今までと違うところを探せば出てくるかもね。
さいごに
クサガメを飼育しているとテレビなどでカメが出てくるとつい見てしまいます。
外来生物だからと駆除対象と言われているのを聞くとちょっと悲しくなってしまいます。
クサガメは中国由来と朝鮮由来があるそうです。そして研究者の中には日本古来のものもいるはずという人も
ミシシッピーアカミミガメはちょっと狂暴だし大きくなりすぎるから外来生物としてもいいけど、クサガメってそんなに怖いカメじゃないから
そろそろ外してくれないかな~
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