家の近くでクサガメのベビーを拾ってしまった。飼育方法はどうやるの?必要なものって何?
ある程度育ったカメなら、とりあえずは水を入れた容器にでも入れておけばいいかと思うけど、赤ちゃんとなるとどうしよう・・・
カメを育てているにもかかわらず、悩んでしまったことがあります。いまなら何が必要でどのように飼育すればいいのかを教えてあげられるのにな~と説明しています。
クサガメのベビーを飼育するには
クサガメの赤ちゃんは真夏から秋にかけて孵化して、冬を迎えることになります。まだ、体力もついていないから冬眠させるのは怖いですよね。
それでも、自然界では冬眠するしかないので、子亀が冬眠に成功するのは少ないそうなんです。
なぜ、成功しないのかというと、冬眠するための体力な十分な栄養がないからではないかと言われていますが、食べられてしまっているのもあると思います。
カメのような爬虫類は変温動物なので、外気温がそのまま体温になりますから、寒い冬は活動することができなくなります。
赤ちゃんカメはなおさら動けなくなります。動けないということはエサも食べなくなってしまうんですよ。
歩いたりする行動の動けないのと、体内の臓器が動けない、つまり胃が動かない食べたものを消化しないという状態になってしまいます。
カメは20℃を下回ると動きが鈍くなりますので、1日の平均気温が20℃以下になるようなら暖房を入れて室温を20℃以上になるようにしてください。
カメを室内で飼育している写真などをみるとライトで照らしているのを見ませんか?
あれは、リクガメなどで水棲カメであるクサガメには関係ないかなと思われがちですが、カメは体を温めるだけでなく甲羅干しで紫外線にあててあげないといけないんですよ
クサガメの甲羅干しをする意味
カメが甲羅干しをするのは日光浴をするためで、日光に含まれている紫外線(UVB)を浴びることでビタミンD3が体内で生成されます。
このビタミンD3はカルシウムを吸収するために必要な栄養素なので、不足してしまうと甲羅や骨の形成がうまくできずに脱皮不全や甲羅が柔らかくなるなどが起こってしまいます。
クサガメの飼育に必要なもの
飼育に必要なものは、カメを入れておく水槽と水を温めるヒーターと水温計・気温計、冬の間は太陽での甲羅干しが難しいので紫外線ライトは最低限でも欲しいですね。
必要なものも、クサガメをずーッと室内で飼育するのか、ある程度の大きさになったら屋外飼育にするのかで飼育ケース選びが違ってきます。
まだ、ちっちゃな赤ちゃんを見ているといつまでも室内で癒されたいな~って思うでしょうが、案外と成長は早いんですよ。
また、夏はたくさん食べるので水が汚れるのも早いから水槽の水替えも頻繁になります。これが地味に大変。
汚れた水が入った水槽を持って洗い場へ移動、うっかりこぼしたりしたら悪臭が・・・(経験談より)
そんなことあったね~(  ̄- ̄)トオイメ
クサガメの飼育に必要ないもの
金魚などの場合は水槽の下に砂利などを入れますが、カメは入れないほうがいいです。
これは、私の経験からカメはエサを食べるのも糞尿も同じ水の中でしますから、水の汚れが早いんです。
餌が食べ散らかされて細かくなった物や糞などは下に落ちて砂利に埋もれます。その埋もれた汚れを洗い流すのがとても大変、時間がかかってしまうから適当なところで切り上げてしまう。
赤ちゃんカメにとっては、その汚れが感染症などの原因にもなりかねません。
また、好奇心なのか砂利を口に含むようなこともしますので、水槽に入れておかないほうがいいです。
あと、カルキ抜きが水槽にセットで入っていますが、無くなったら買い足さなくてもいいと思います。
赤ちゃん時代の弱い時なら必要かもしれないけど・・・様子を見て判断してください。
クサガメを飼育するケースは何がいい
飼育ケースに水を入れて大きさと重さを考えてギリギリ運べるのが、45㎝くらいの水槽だと思います。
ジェックス カメの楽園450なら強化ガラスでできていて、フィルターと陸地代わりのカメ島がセットになっています。
水槽サイズ:幅45.0×奥行30.0×高さ25.4cm ケース重量4.5㎏
使い方としてはカメの甲羅が隠れるくらいの水深にしてください。水替えやフィルターの交換はカメの成長と季節で変わってきます。
クサガメのヒーターでおすすめ
水槽の中でカメが触っても安全な対策が取られています。
ジェックスカメ元気オートヒーターSH55
カメを元気に育てることができる獣医師推奨の28度(±1.5度)に自動保温するコンセントに差すだけのカンタンヒーター!
※サーモスタット不要 ・ヒーター管を2段にすることでコンパクト化。小型水槽にピッタリ。
安全機能付き
通電した状態でヒーターを持ち上げてしまった場合は、温度センサーが働き通電を遮断します(自動復帰タイプ)。
温度センサーが壊れてしまった場合は、温度ヒューズが働き通電を遮断します。(温度ヒューズが働くと再使用できません。)
ヒーター部の熱から人の手やカメを守るカバー付。難燃性樹脂を使用したヒーターカバーがついているので、人にも、カメにも安全です。
・重量:217g
・制御温度:28度(精度プラスマイナス1.5度)
・定格消費電力:55W
・ヒーターコード長:約0.9m
・本体サイズ:(ヒーターコード除く) 幅5.3x長さ11.6x高さ3.8cm
・適合水槽 約18リットル以下(小型水槽 )
ニッソー 水温計(S)
水温計 水槽
本体サイズ (幅X奥行X高さ) :11.5×2×2cm
本体重量:10g
クサガメのバスキングライトのおすすめ
バスキングライトは飼育ケース内を温め、さらにカメの体を温める役割をします。
餌を食べた後に甲羅干しをするのは体を温めて代謝をあげて消化を良くするためなんです。
カメも夜は寝ますのでバスキングライトの使用は日中だけでいいですよ。点灯や消灯できる24時間タイマーを使うと忘れなくていいかも。
クサガメの飼育で餌は何をあげる
暖かい日中に1日に2回くらいの給餌、欲しがるだけあげているとすぐ大きくなちゃうし肥満にも注意です。
基本的には人工配合飼料を与えてください。カメに必要な栄養が入っていますから。
テトラ レプトミンなどが代表的なものになります。
赤ちゃん時代(500玉くらいの大きさ)は人工配合飼料だけで大丈夫ですが、少し大きくなったら違うものも与えてください。
私は、カメはミミズを食べると教えられてそれを数年間続けてきて他のものを食べさせなかったんです。
途中からカメのエサという人工配合飼料があることを知って、そちらに変えましたが、今度はそればかり。
カメって雑食性だから何でも食べるんです。それなのに食べさせなかったものだから、果物等をあげても知らん顔。
少し大きくなったら色々なものを食べさせてあげてくださいね。
人工エサを食べなくなった時に
生餌というか、自然界でカメが遭遇する機会のあるものなら何でも食べるってことだと思います。
死んだ魚など食べるので池の掃除屋さんと言われているそうですから。
田んぼや川などに行く機会があったら、タニシやザリガニなども喜んで食べます。
ビックリなのが、昆虫も食べるんです。コオロギ・ダンゴムシ・セミ等
カメがセミを食べている画像を見て驚いたことがあります。
カメ吉はベランダにセミが落ちていてもスルーですけどね。
カメのおやつ
カメのおやつという名称で「乾燥川エビ」があります。すごく喜んでたべますよ。
野菜 にんじん・かぼちゃ・小松菜・キャベツ・チンゲン菜等
果物 りんご・バナナ・柿・スイカ・アボガドなど
スイカは食べさせすぎて下痢したという話を聞いたことがありますので程々に。
さいごに
クサガメが産卵をするのは6月から7月の間で、卵が孵化するのはそれから50日から65日程と言われています。早い子で8月ごろ、遅い子で10月には土から這い出てきます。
我が家の近くには田んぼや川、池などありません。
少し歩けばありますが、カメがわざわざ産卵に歩いてくるとは思えない、なのに水の流れていないどころか、草が生えているどぶの中を赤ちゃんカメが歩いていました。
実は、子供が発見してクサガメの赤ちゃんを持って帰ってきたんです。後日ここで拾ったと教えてもらいました。
拾った子亀のことがどうなったのか・・・数日で死んでしまいました。外に出していて急な寒さでダメでした。
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