亀にとって甲羅干しというか、日光浴は欠かせないものですよね。
変温動物である亀にとって体温を上昇させるため、また日光消毒のためにも必要なことですが、どのくらいの時間甲羅干しさせればいいのか?夏の暑い時に亀は熱中症にならないのかな?もしなってしまうなら日光浴させる時間って・・・と悩みは尽きません。
私は、ベランダで30年以上クサガメを飼育しています。自由にベランダ内を散歩して好きなところで日光浴し、暑くなったら日陰や水槽に戻るという生活を亀はしています。亀の自由意志なので日光浴させるためにだけに、私は手間はかけていません。
そんな、我が家のクサガメの飼育環境をご紹介します。
クサガメをベランダで放し飼いにしたい!
1匹のクサガメを飼育して33年ほどになります。知り合いから釣りをしていたら釣れたのでと生後2~3年くらいの6~7cmほどのクサガメをもらいました。
その時からクサガメの水槽はベランダに置きました。というか他に置くところがないんです。亀は水に浸かるだけでなく陸地の部分も作らないといけないのは知っていたので、完全なる水槽ではダメですよね。
だから、浅めのプラスチックでできたツールボックスという箱に水と亀が登れるくらいの石を置いてベランダに置きました。日影がとか水温とか何も配慮がないままだったのですが、無事に育ったのは色々な偶然が重なったおかげでしょうね。
ベランダで飼育するためにやったことは、手すりの隙間から逃げ出さないように完全に手すりを囲ってしまうことです。市販されているベランダの目隠しネットのようなものでは無理やりくぐって逃げ出しますので、亀に負けないようなもので囲ってください。
我が家は、塩ビの平板(塩化ビニール製の平板)を使っていましたが、台風の時の風向きで破壊されて破片が飛んでいくということがあり、いまは柔軟性があるしとても安いからという理由でプラダンに変えました。(これは紫外線ですぐにボロボロになってしまいます)
亀ってのろまと思われていますが、草むらなどに連れて行ってやるとビックリするくらい早く動きますよ!目を離すとどこに隠れたか分からなくなるくらいなので、絶対にベランダの外に出ないように隙間なく囲ってしまいましょう。
また、そうすることが良かったのかカラスなどの野鳥に狙われることもありませんでした。カラスが近づかないので亀に気がつかなかったとういのもあると思います。
飼い始めのころは小さかったので隙間に無理やり入って出てこられないこともありました。救出するのにベランダにあるものをどかしたりと大変だったので、隙間は亀が入れないくらい狭くするか逆に大きく開けるかして亀が自由に動ける環境を整えていきました。
成長と共に環境も変化
そして、成長とともに環境も変えてきました。カメ吉と名付けたのに、12~13年くらいたった、ある朝、産卵しているのを見つけて
あら、亀子だったのね
と卵をみてとぼけたセリフが口から出てしまったのを鮮明に覚えています。
産卵するようになってから数年間は、産卵場所をどうしてあげたらいいのかの試行錯誤を繰り返して、ようやくカメ吉も納得してくれたようで最近はベランダをウロウロせずに産んでくれます。
クサガメの水槽のサイズはどのくらい?
33年たっていまの亀の大きさは20㎝ほどになりました。水槽のサイズもその都度変わってきています。亀にとってはプールのように大きいものにしたこともありましたが、水場に甲羅干しをするところを設けてもベランダを散歩したいらしく甲羅干しのところからベランダにダイブするので、大きいものはやめました。
水槽の大きさは、亀が中で自由に回転できるくらいの大きさと思ってサイズを変えてきています。亀4つ~6つ分って感じです。
今使っている水槽はリス興行のプラ舟40です。(内寸560×418×174mm)排水のために穴を開けてゴム栓ができるようにしてあります。
現在の飼育環境はこのようになっています。
水槽は半分は体を隠せるように屋根をつけ、屋根のない部分は水槽からでるための場所でスロープを使えばいいのにわざわざ隣の砂場から隙間を通って転げ落ちて外に行き、帰りはスロープで帰ります。
水槽の反対側の砂場は産卵場と暑い日に土に潜るための場所です。体にたっぷり土を付けてから水槽に戻るので、水槽はいつも泥で濁っています。
クサガメの水槽の掃除のやり方や頻度は?
水槽が小さい時は、外水道まで水槽を持って行って洗っていました。
亀の成長と共に水槽も大きくしてきましたので、水が入った状態で持ち上げられなくなってからはベランダで洗っています。水槽の中で我が家の亀は糞尿をしますので、とても汚れた臭い水になっています。
だから、汚水を流した後はたっぷりのきれいな水をベランダにかけておかないと臭くなって大変なんです。それなのにベランダには水道がありません。
キッチンの水道が一番ベランダに近いのでそこからホースをつないで使おうと思ったらキッチンの蛇口には泡沫カランが付いていて、ホースが付けられなかったんです。
アダプターのようなものが無いかホームセンターで探したところ泡沫アダプターというものがありました。
蛇口から泡沫カランを外して泡沫アダプターを取り付け、ホースカランをねじ込めばホースが取り付けられてホースが使えることができたんです(^ω^)
掃除を大変にしていたのは
「ニオイや汚れを抑える砂利」というものを使っていた時は、その砂利を洗うのが一苦労。いくら水をかけても汚れた水がいつまでも流れてキレイにならない!ホースなしだったら洗えなかったでしょうね。
小さい水槽の時は水槽を持ち上げて汚水を捨てることが出来ましたが、大きくしてからはそれも大変になったのでゴム栓を付けて下からの排水ができるので楽になりました。
あ!水槽を大きくしてからは、砂利は使っていません。ゴム栓を外しての排水では砂利が流れてしまうし、何より掃除を大変にしていたのが砂利だと気が付いたからです。
掃除の回数は、夏は毎日やりたいところですが、2日に1回やっています。また、水道水を汲み置き等はやっていません。
最初のころは汲み置きをしていたんですが、水槽が大きくなるにしたがって面倒になって直接入れても問題ないことが分かってからはそのままです。
洗った後に水入れをする時、ホースの口にシャワーのようになるものを付けているので、亀がシャワーを浴びにくるのが可愛いです。
さいごに
亀をくれた人は息子たちがいるから子供にと思ったのでしょうが、世話をするのは母親である私だけです。
子供のころに何度か亀を飼育する機会がありましたが飼育方法などほとんど知らないので試行錯誤して育てた33年たったんですよ。
近所に沼などないので亀に何を食べさせればいいのかを亀を釣った人に聞いたら「ミミズ」でいいよとのとこ、数年間はご近所の子供たちからから「ミミズおばちゃん」と呼ばれていました。
夏の夕方涼しくなってから、わが子たちとミミズを探しているのを目撃され一緒に探してくれる子や、ミミズを見つけると持ってきてくれる子など、今思い出してみるとご近所との交流ができていたんですね
亀のエサがホームセンターに売られているのを知ったときは嬉しかった~ ミミズからの解放♪
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